【3月14日 AFP】21-22イタリア・セリエAは13日、第29節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は試合終了間際の得点でトリノ(Torino FC)と1-1で引き分け、優勝争いを演じている首位ACミラン(AC Milan)との勝ち点差が広がった。

 ブレーメル(Gleison Bremer Silva Nascimento)にゴールを許して12分に先制されたインテルは、後半アディショナルタイム3分にアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が同点弾をマーク。敵地での白熱した一戦はドローに終わり、地元のライバルであるミランと4ポイント差の3位に順位を下げた。

 消化試合数が一つ少ないインテルだが、リーグ戦15試合無敗で4位につけるユベントス(Juventus)にわずか3ポイント差と迫られている。インテルが勝ち点4差で首位に立ち、ユベントスに12ポイント差をつけていた年末年始には、今の状況は考えられないものだった。インテルはクリスマス前までは堂々とした成績を残していたが、現在は調子を落としている。

 サンチェスのゴールをお膳立てしたエディン・ジェコ(Edin Dzeko)は、60分頃に放ったヘディングをポストの横にそらしてしまうと、同点弾が生まれる直前にも至近距離からのシュートをゴール上に外すなど、チームが勝ち点を落とす一因となった。

 それでもインテルのパフォーマンスはかなり低調で、簡単に敗れていてもおかしくはなかった。

 一方、ナポリ(SSC Napoli)はアウェーでエラス・ベローナ(Hellas Verona)を2-1で下し、インテルを抜いて2位に浮上した。ヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)の2得点で勝利したナポリは、首位ミランを3ポイント差で追っている。(c)AFP/Terry DALEY