マリウポリで小児病院空爆、職員17人負傷
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【3月10日 AFP】(更新)ロシア軍に包囲されているウクライナ南東部ドネツク(Donetsk)州の港湾都市マリウポリ(Mariupol)で9日、小児科・産婦人科の病院がロシア軍の空爆を受け、少なくとも17人の職員が負傷した。地元当局が明らかにした。
ドネツク州の知事はフェイスブック(Facebook)に投稿した動画で、「17人の病院職員が負傷した」と説明。現時点で子どもの負傷者はおらず、死者も出ていないとした。
同州の軍当局によると、空爆を受けた際、院内では複数の女性が分娩(ぶんべん)中だった。地元当局が投稿した動画には、担架で運ばれる女性や男性2人に支えられて避難する女性、敷地内にできた大きな穴、炎上する車が捉えられている。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は、同国軍による攻撃であることを否定せず、病院はウクライナの部隊によって射撃位置を確保するために利用されており、職員や患者は退避させられていたとの見方を示した。(c)AFP