【3月8日 CGTN Japanese】中国西南部四川省(Sichuan)の各地では、花にフォーカスした地域おこしが展開されています。

 広安市(Guang'an)岳池県(Yuechi)には、花畑が美しいリゾート地があります。広さ約27ヘクタール。風が吹き抜けると、花の香りが一面に漂います。

 徳陽市(Deyang)中江県(Zhongjiang)には、梅の花見ができる村があります。石河村という名のこの村は2019年、広さ約67ヘクタールの梅園を整備し、さまざまな種類の梅の木を植えました。毎年春を迎えると、満開の梅園が山里を美しく飾ってくれるだけでなく、村民たちの暮らしにも潤いをもたらしてくれました。

 今、梅の花見に毎年数万人の観光客が村に訪れています。石河村の知名度が高まっただけでなく、村人一人あたり1000元(約18000円)から2000元(36000円)の増収ももたらされました。

 いま、村ではスモモの栽培や、花きの苗を育てる苗圃(びょうほ)の建設も始まり、今後も引き続き花による村おこしが進められていくということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News