【3月8日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、95)は7日、訪英中のカナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相に接見した。女王が対面で公務に臨むのは、先月の新型コロナウイルス感染後では初めて。

 トルドー首相はこの日、英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相とオランダのマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相とロシアのウクライナ侵攻について協議するため、英国を訪問。カナダの元首でもあるエリザベス女王に謁見(えっけん)した。

 女王はロンドン西部にある住まいのウィンザー城(Windsor Castle)でトルドー氏を出迎えた。これまで使っていたつえは持っていなかった。以前よりも弱々しく見えたが、首相と握手を交わすと、笑顔で談笑。テーブルにはウクライナの国旗と同じ黄色と青の大きな花束が飾られており、同国への支持をそれとなしに表しているようにも見受けられた。

 英王室は先月20日、女王が新型ウイルス検査で陽性となったと発表。症状は「軽度」とされたが、外国要人との面会を中止していた。(c)AFP