【3月2日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の長男で王位継承者のチャールズ皇太子(Prince Charles、73)は1日、ロシアによるウクライナ侵攻について、自由と民主主義に対する攻撃だとの見方を示した。高位王族がこのような率直な意見を述べるのは異例。

 皇太子は同日、東部サウスエンドオンシー(Southend-on-Sea)の市昇格を記念するため、同市を訪問。演説で、同市近郊で昨年10月に起きたデービッド・エイメス(David Amess)下院議員刺殺事件について、「民主主義、開かれた社会、そして自由そのものに対する攻撃」だと表現した。

 さらに「われわれは今ウクライナで、同じ価値観が最も非良心的な形で攻撃されているのを目の当たりにしている」と指摘し、「われわれは残虐な侵略に抵抗するすべての人々と連帯する」と述べた。(c)AFP