【3月7日 AFP】動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」は6日、ロシアからの新たな動画投稿を停止したと発表した。同国の従業員の安全確保と、「フェイクニュース」法成立に伴う措置だとしている。

 ティックトックの運営会社によると、アプリ内のメッセージサービスは引き続き利用が可能。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は4日、ロシア軍に関する「フェイクニュース」を広めた場合、最長15年の禁錮刑を科す法案に署名した。

 一方、米動画配信サービス「ネットフリックス(Netflix)」は、ウクライナ侵攻に抗議し、ロシアでのサービスを停止した。米メディアが6日、報じた。

 ネットフリックスはすでに先週、ロシアでの新規加入の受け付けやオリジナルコンテンツの制作を停止していた。

 同社の広報担当者は米娯楽誌バラエティ(Variety)に対し、現状を踏まえた措置だと説明した。

 AFPはネットフリックスに取材を申し込んだが、これまでに回答は得られていない。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ネットフリックスのロシア事業は小規模で、加入者数は100万人未満にとどまっている。(c)AFP