【3月6日 AFP】男子テニス元世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が5日、今年の夏の終わりには復帰したいとスイスのテレビ局に対して話した。

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 8月に41歳になるフェデラーは、ここ2年は度重なる膝の負傷に苦しめられ、準々決勝で敗退した昨年7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を最後に実戦から遠ざかっている。

 ウィンブルドン後の東京五輪は出場を断念して1年半で3回目となる膝の手術に踏み切り、右膝の半月板の「縫合」と「軟骨の処理」を行った。2020年はわずか6試合、2021年は13試合の出場にとどまった。

 スイスのレンツェルハイド(Lenzerheide)でアルペンスキーW杯の試合を観戦したフェデラーは、同国の公共放送SRFに対して、「順調だし、かなり良くなっている。2か月間は松葉づえが必要で、長かったし、一からやり直す必要があった。それでも正しいことだった。ウィンブルドンの後は膝の状態が良くなかった」と話した。

 フェデラーは「今は少しずつ、復帰を考えられる段階へ近づいている」とコメント。さらに、数週間前の「MRIはとても良好」で、「非常に前向き」な気持ちになったとも話した。

 今季の四大大会(グランドスラム)最終戦の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)は8月29日に開幕する。

 9月23〜25日に英ロンドンで行われる欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2022)についても、フェデラーはラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と共に欧州チームの一員として出場することが発表されている。(c)AFP