【3月5日 AFP】ロシア通信社は4日、連邦通信・情報技術・マスコミ監督庁(ロスコムナゾール、Roskomnadzor)が大手SNSツイッター(Twitter)に「アクセス制限」を課したと報じた。

 AFPの記者は、ロシアでツイッターのフィードが更新されなくなったことを確認。ロスコムナゾールは制限の理由を公表していないが、インタファクス(Interfax)通信とロシア通信(RIA)は、ロシアがウクライナ侵攻を開始した先月24日に検事総長が出した要請に基づく措置だとしている。

 ロスコムナゾールはこれに先立ち、政府系メディアへの「差別」を理由に、国内からのフェイスブック(Facebook)へのアクセスを遮断すると発表していた。

 ロシアは先週のウクライナ侵攻開始以来、国内の独立系メディアや活動家に対する前例のない締め付けを続けている。国内の主要リベラル系メディアは、ここ数日で相次いで閉鎖。4日には、ウクライナ侵攻に関する「フェイクニュース」を掲載したメディア関係者に長期の禁錮刑を科す新法が成立し、国内メディアはウクライナ報道自粛を強いられた。(c)AFP