【3月5日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相との電話対談で、ロシア軍がウクライナの都市を空爆していることを否定した。ロシア政府が4日、発表した。

 ロシア政府によると、プーチン氏は、ウクライナの首都キエフを含む各都市に対する空爆が続いているという情報は「はなはだしいプロパガンダ」であり、偽情報だと主張。ウクライナをめぐる交渉については、ロシア側の要求がすべて満たされない限り不可能だとした。

 ロシアは、ウクライナの中立性や、非核兵器国としての状態の維持、同国の「非ナチ(Nazi)化」、ロシアによるクリミア(Crimea)半島併合の承認や、親ロシア派武装勢力の支配下にあるウクライナ東部の主権承認を要求している。ウクライナの交渉担当官によると、両国による次回協議は今週末に予定されている。(c)AFP