【3月4日 AFP】国際原子力機関(IAEA)は4日、ウクライナのザポロジエ(Zaporozhye)原子力発電所への攻撃をやめるようロシア軍に求めた。原子炉に攻撃が当たれば「重大な危険」を招くと警告している。

 IAEAは「ラファエル・グロッシ(Rafael Grossi)事務局長がザポロジエ原発の深刻な事態について、ウクライナのデニス・シュミハリ(Denys Shmyhal)首相、同国の原子力規制当局、原発運用事業者と協議している。武力行使の停止を求め、原子炉に攻撃が当たれば重大な危険を招くと警告している」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 IAEAは、ザポロジエ原発の放射線量に「変化はない」としている。

 ウクライナ当局も、安全を確保できているとしている。火災が起きたのは訓練棟と研究施設だという。(c)AFP