【3月5日 CGTN Japanese】中国の家政婦派遣市場は毎年、旧暦の1月15日(2022年は2月15日)を過ぎると需要のピークを迎えます。子育て・育児向け家政婦と産褥ヘルパーの分野では、高学歴の若い女性に対する需要がますます高まっていて、給料も上昇傾向にあります。

 従事する人の割合では、子育て・育児向け家政婦が高く、仕事内容には日常生活の世話のほか、栄養保健、徳育、知育、体育なども含まれます。給料面では、産褥ヘルパーと子育て・育児家政婦は高い方で、平均月収は産褥ヘルパーが1万5000元(約27万4000円)、子育て・育児向け家政婦が7000元(約12万8000円)です。

 国内大手家政婦派遣会社によりますと、現在最も需要があるのは子育て・育児向け家政婦と産褥ヘルパーで、雇用主は労働者の専門技能やサービス意識を大切にしています。コミュニケーション能力や親近感なども求められています。

 ある家政婦派遣業者によりますと、同社のスタッフのうち、年齢別では40歳以上の割合が85.6%で、学歴別では中卒以下が59.4%、専門学校卒と高卒が36.8%です。雇用主は若くて高学歴の家政婦を歓迎するようになっていますので、スタッフの若年化と高学歴化の傾向が強くなっています。

 別の大手家政婦派遣会社によりますと、同社のスタッフの学歴は短大卒以上(大卒、大学院卒を含む)が全体の3.8%を占めています。業界全体の従業員数は3000万人と大きく、こうした変化は歓迎すべきものとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News