初のプラ汚染協定、国連が制定で合意
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【3月3日 AFP】国連(UN)は2日、ケニアの首都ナイロビで開いた国連環境総会(UNEA)で、プラスチック汚染に関する世界初の国際協定制定に向けた交渉を開始することで合意した。地球環境の保護に向けた大きな一歩と称賛されている。
総会では、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある協定を交渉する政府間委員会の設立で、200か国近くが全会一致で合意。2024年までの制定を目指すとした。議長を務めたノルウェーのエスペン・バット・アイデ(Espen Barthe Eide)気候・環境相は、「われわれはきょう、歴史をつくっている。全員が誇りに思うべきだ」と言明した。
承認された協定の枠組みでは、拘束力のある措置や、国際的な目標と義務の設定、各国の行動計画の策定、進行状況の追跡と責任追及が認められたほか、貧困国による対策を支援するための資金援助の必要性も言及された。(c)AFP/ Nick Perry