【3月2日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が1日、長年のコーチであるマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏との師弟関係を、昨季最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2021)限りで解消していたことを明かした。

 四大大会(グランドスラム)で通算20勝を挙げているジョコビッチは、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)では開幕直前にオーストラリアからの国外退去処分を受け、2月28日にはダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に世界ランキング1位の座を明け渡す難しいシーズン序盤戦を送っているが、そこに新たな展開が訪れた。

 ジョコビッチは自身の公式ウェブサイトで「マリアンは自分のキャリアの最も重要で、思い出深い瞬間にそばにいた」とコメント。「一緒に信じられないことを成し遂げてきて、15年にわたる友情と献身に非常に感謝している」と話しつつ、昨年11月のATPファイナルズを最後に一緒に働くことをやめたと明かした。

 ジョコビッチはまだ10代だった2006年から、スロバキア出身のヴァイダ氏の指導を受け始め、2017年に1年離れた時期があったが、長く師弟関係を続けていた。(c)AFP