字幕:ビデオグラフィック「北大西洋条約機構(NATO)」
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【3月2日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は集団防衛と安全保障を目的とした政治・軍事同盟だ。現在は欧州と北米の30か国が加盟している。
米ソ冷戦時代の1949年4月、ソ連と対立する西側諸国の関係強化を目的として米首都ワシントンで設立された。
発足時の加盟国は12か国、最新の加盟は2020年だ。
文民機構の本部はベルギーのブリュッセルにあり、軍事機構は同国モンス(Mons)に作戦連合軍(Allied Command Operations、ACO)、米ノーフォーク(Norfolk)に変革連合軍(Allied Command Transformation、ACT)の各司令部が置かれている。
世界各地で陸海空の軍事作戦を行っており、現在はコソボと地中海で部隊が活動している。イラクでは軍事訓練を行い、アフリカ連合(AU)とも協力関係にある。
加盟国の領空警備も実施している。
北大西洋条約の核心は、集団防衛の原則だ。同条約の第5条では、1締約国に対する攻撃は全締約国に対する攻撃とみなすと定めている。
第5条が初めて発動されたのは2001年。同年9月11日の米同時多発攻撃を受けた対応だった。(c)AFP