【3月1日 AFP】実業家の前澤友作(Yusaku Maezawa)氏の所蔵する米現代画家ジャンミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の作品の一つが競売に掛けられる。競売会社フィリップス(Phillips)が2月28日、発表した。予想落札価格は約7000万ドル(約80億円)。

 フィリップスによると、競売に出されるのは、幅約5メートルの「Untitled」(1982年)。競売は米ニューヨークで5月18日、行われる。前澤氏は同作品を2016年に5730万ドル(現レートで約66億円)で購入していた。

 前澤氏は、バスキアの作品を所有できた6年間について、幸せで刺激的な忘れられない時間になったとし、アート作品はなるべく多くの人に共有されるべきものだと語った。

 フィリップスによると、オークション前にロンドンやロサンゼルス、台北などで巡回展示される予定。

 前澤氏は17年、別の作品をバスキア作品としては過去最高となる1億1050万ドル(現レートで約127億円)で落札している。(c)AFP