【3月1日 AFP】ワールドテコンドー(World Taekwondo)は1日、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって同国のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の名誉黒帯を剥奪した。

 韓国ソウルに拠点を置く統括団体のワールドテコンドーはこの日、ロシア政府の行動は、テコンドーが掲げている「平和は勝利よりもさらに貴重である」とのビジョンに反するとの認識を示した。

 同団体は公式発表文で「この観点から、ワールドテコンドーは2013年11月にウラジーミル・プーチン氏に授与した名誉9段黒帯の取り下げを決めた」と述べ、ロシアもしくはベラルーシでのテコンドー大会を主催しない意向を付け加えた。

 ロシアをめぐっては、サッカー界が今年のW杯カタール大会(2022 World Cup)からの除外を決定。国際オリンピック委員会(IOC)も、ロシアとその同盟国であるベラルーシのアスリートを除外するよう国際競技連盟に勧告した。(c)AFP