【3月1日 AFP】米国連(UN)代表部報道官は2月28日、「スパイ活動」を行ったとして、ロシア国連代表部の外交官12人の追放手続きを進めていると明らかにした。

 報道官は12人について「米国での居住特権を乱用し、国家安全保障を害するスパイ活動に従事した」と指摘。追放措置は「国連本部協定」に基づき、数か月前から計画されていたと説明した。

 これに対しロシアのアナトリー・アントノフ(Anatoly Antonov)駐米大使はフェイスブック(Facebook)で、「敵対行為」だと反発。「深く失望」しており「到底受け入れられない」と述べた。

 ロシア外交筋がAFPに明かしたところによると、12人にワシリー・ネベンジャ(Vassily Nebenzia)国連大使と次席大使のドミトリー・ポリャンスキー(Dmitry Polyanskiy)、アンナ・エフスティグニエワ(Anna Evstigneeva)の両氏は含まれていない。同国国連代表部の職員数は約100人。

 ネベンジャ大使は、12人は7日までの出国を要求されていると語った。(c)AFP