シャフタールのブラジル選手団らがウクライナ脱出、侵攻受け
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【3月1日 AFP】サッカーウクライナ1部の強豪シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)は28日、ロシアによる同国への侵攻を受け、クラブに所属しているブラジル人選手とその家族を中心とする一行がウクライナを脱出したと発表した。
一団は首都キエフにあるホテルの地下に避難していたが、その後は陸路でモルドバを抜けてルーマニアに渡り、SNS上に安堵(あんど)と恐怖の声を投稿した。
クラブは「シャフタールのブラジル人選手は国を脱出した」と述べた上で、ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)に所属する他の外国籍選手も一緒にウクライナを離れたと付け加えた。
シャフタールでプレーするビニシウス・トビアス(Vinicius Augusto Tobias da Silva)の代理人は「16時間に及ぶ旅路を経て、われわれはウクライナの国境を越えた。今は(ルーマニアの)ブカレストに向かっている途中で、そこからブラジルに飛ぶ予定」と話した。
この代理人はまた、フライトを可能にしてくれたとしてウクライナとモルドバのサッカー連盟、さらには欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長に感謝の意を表した。
シャフタールを率いるイタリア人のロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)監督もインスタグラム(Instagram)を更新。映像の中では、デ・ツェルビ監督とコーチ陣が帰国の喜びを語った。
デ・ツェルビ監督はこの中で「だが、チームのウクライナ人選手や同国の友人がわれわれと同じくらい自由でなければ、本当の喜びは決して得られない」と話した。(c)AFP