【2月28日 AFP】ウクライナは26日、同国でロシアが「ジェノサイド(集団殺害)行為を計画」しているとして、国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ<The Hague>)に提訴した。

 ICJによると、ウクライナ側は、ロシアが「ウクライナ国民を故意に殺害し、重傷を負わせている」と非難している。

 ウクライナ側の主張について、第三者による検証は付されていない。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領も、ウクライナが同国内のロシア語話者の住民を標的にジェノサイドを行っているとして、同国侵攻を正当化した。

 ICJによると、ウクライナはプーチン氏の主張を「断固として否定」。ロシアは「法的根拠なし」に行動していると主張している。

 ウクライナはICJに対し、ウクライナとその国民の権利が取り返しがつかないほど損害を受けることを防ぐとともに、ジェノサイド条約批准国間の紛争の悪化・拡大を回避するため、暫定措置を言い渡すよう求めている。(c)AFP