【2月27日 AFP】ウクライナ政府は27日、同国北部のチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所に近いベラルーシ国境で、ロシアとの協議に応じると発表した。

 ウクライナ大統領府は、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領との電話会談後に出した声明で、ウクライナの代表団がプリピャチ川(Pripyat River)近くのウクライナ・ベラルーシ国境でロシア側との協議に前提条件なく応じることで両大統領が合意したと説明した。

 ウクライナに侵攻したロシア部隊の一部は、ベラルーシに駐留していた。ゼレンスキー氏はベラルーシでの協議を拒否していたが、ウクライナ政府によると、ルカシェンコ氏はゼレンスキー氏に対し、「ベラルーシ国内の飛行機やヘリコプター、ミサイルはすべて、ウクライナ代表団の移動や交渉、帰還の最中は地上にとどまる」と保証したという。(c)AFP