【2月27日 AFP】21-22ドイツ・ブンデスリーガ1部は26日、第24節が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は交代出場のリロイ・ザネ(Leroy Sane)が終盤に決勝点を挙げ、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)に1-0で勝利した。また、バイエルンのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)を中心に、リーグがロシアに侵攻されているウクライナをサポートする姿勢を示した。

 バイエルンはベンチから投入されたザネの得点で勝ち点3を獲得し、2位との勝ち点差を暫定で9ポイントに広げたが、試合にはサッカー以外の出来事が暗い影を落とした。

 フランクフルトの本拠地はウクライナの国旗の色である青と黄色にライトアップされ、ピッチ脇の電光看板には「やめろ、プーチン」とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領へのメッセージが表示された。

 試合開始前には他会場と同様に1分間の黙とうがささげられた。バイエルンの選手は軍事衝突の犠牲者を悼む黒の腕章、ゲームキャプテンを務めたレワンドフスキは黄色と青の腕章を巻いた。

 レワンドフスキは「けさ、この腕章を巻くことを決めた。世界は今起こっていることを受け入れられないし、僕らはウクライナと現地で戦っている人々をサポートする必要がある」とコメントした。

 ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)は原口元気(Genki Haraguchi)がようやくシーズン初ゴールを決め、マインツ05(Mainz 05)に3-1で勝利。今季2部のハノーバー96(Hannover 96)から加入した原口は、リーグ戦出場22試合目で待望のウニオンでの初得点を挙げた。(c)AFP/Ryland JAMES