【2月27日 AFP】ポーランドサッカー協会（PZPN）とスウェーデンサッカー協会（SvFF）は26日、ロシアがウクライナへ軍事侵攻したことを受け、2022年W杯カタール大会（2022 World Cup）欧州予選プレーオフで同国との試合を拒否する意向を示した。

　PZPNのツェザリー・クレシャ（Cezary Kulesza）会長は「話し合いの時間は終わった。今は行動のときだ。ロシア連邦のウクライナ国内での攻撃が激化しているため、ポーランド代表はプレーオフでロシアと対戦することを考えていない」と話した。

　SvFFのカールエリク・ニルソン（Karl-Erik Nilsson）会長もそれから間もなく同様の決断に至り、「国際サッカー連盟（FIFA）がどんな決断をしようと、われわれは3月にロシアと試合をしない」と話した。

　ポーランドは3月24日にモスクワでのロシア戦が予定されている。スウェーデンはチェコとのプレーオフ準決勝に勝利し、ロシアも勝ち上がった場合、決勝で対戦する。

　ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン（Bayern Munich）に所属するポーランド代表主将のロベルト・レワンドフスキ（Robert Lewandowski）は、ツイッター（Twitter）で「正しい判断だ！」と協会を支持し、「ウクライナでの軍事侵略が続いている状況で、ロシア代表との対戦は想像できない」と話した。

　ポーランドの行動について、AFPはFIFAに接触を図ったが回答はなかった。(c)AFP/Pirate IRWIN