独、ウクライナに武器供与へ 方針一転
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【2月27日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は26日、これまでの方針を一転し、ウクライナへ武器を供与すると発表した。
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ショルツ氏は「ロシアによるウクライナ侵攻は歴史の転機となった。全ての戦後の世界秩序を脅かすものだ」と述べ、ドイツは「ウクライナに寄り添う」と強調した。
ドイツは長年、紛争地域への武器輸出を行わない政策を取っていた。ウクライナ側は武器支援を求めていたものの、ウクライナへの軍事支援はヘルメット5000個にとどまっていた。
今回供与が決まったのは、対戦車兵器1000個と携帯式地対空ミサイル「スティンガー」500発、対戦車ロケットランチャー400丁。オランダ経由でウクライナに送られる。
政府高官によると、装甲車14台と燃料最大1万トンもポーランド経由で届ける他、さらなる支援も検討している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はツイッター(Twitter)に「ショルツ首相、その調子!」と投稿した。(c)AFP