【2月26日 AFP】ロシア国防省は26日、同国軍がウクライナの軍事施設を標的に空と海から巡航ミサイルを発射していると発表した。

 同省のイーゴリ・コナシェンコフ(Igor Konashenkov)報道官は、ロシア軍は精密誘導兵器を使って軍事施設のみを標的とし、住居やインフラに損害はないと説明した。

 しかし、ウクライナの首都キエフでは26日にかけて高層アパートが攻撃を受け、当局は死傷者数の確認を進めている。ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は、同アパートがミサイル攻撃を受けたと主張している。

 同報道官によると、ロシア軍はウクライナ南東部の都市メリトポリ(Melitopol)を完全に掌握。14の飛行場、48のレーダー基地、24の対空ミサイルシステムなど、820以上の軍事施設を破壊。戦闘機7機、ヘリコプター7機、無人機9機を撃墜し、戦車や装甲車など87台を破壊、艦船8隻を撃沈した。

 損害については明らかにしなかった。(c)AFP