【2月26日 AFP】ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は25日、欧米諸国がウクライナ侵攻をめぐりロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相に科した制裁について、欧米の外交政策が「完全に無力」であることの表れだと述べた。

 ザハロワ氏はロシア政府系テレビ局「第1チャンネル(Channel One)」の番組に出演。ウクライナ侵攻について「われわれが選んだわけではない。話し合いを望んでいたが、欧米諸国が選択肢を一つずつ減らしてきたので、話し合いではない行動に出るしかなかった」と主張した。

 さらに侵攻に踏み切った理由について「脅威ではなく、事態が引き返すことのできない一線に達したため」と説明した。(c)AFP