【2月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の2022年シーズン合同テストは25日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で最終日が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が最速タイムを計測した。

 通算7度の年間優勝を誇るハミルトンは、94周を走って全体トップの1分19秒138を記録。「常にもっと周回を重ねることを目指しているけれど、きょうの走りには満足している。半日の走行で100周近く刻めたのは、それほど悪くない」とコメントした。

 チームメートのジョージ・ラッセル(George Russell)も全体2位の1分19秒233をたたき出し、メルセデスはさらなる弾みをつけた。

 ウィリアムズ(Williams)からメルセデスに移籍してきたラッセルは、来月20日に決勝が行われる開幕戦のバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)で新シーズンを迎える中、タイムはそれほど重要でないと強調。

「ラップタイムがまさに状況を言い表しているとは全く思っていない」とし、「フェラーリ(Ferrari)とマクラーレン(McLaren)が好調だ」と語った。

 レッドブル(Red Bull)勢はセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が3番手、現世界王者のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が4番手に入った。

 フェルスタッペンもラッセルと同様、テストの結果がシーズンの行方を示す指針になるとは考えず、「前向きな要素はマシンがスムーズに走っていること。今はまだラップタイムには注目していない。それはバーレーンでQ3に進んだときに精査する」と話した。(c)AFP