【2月25日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するハース(Haas F1 Team)は24日、ロシアによるウクライナ侵攻への抗議として、スペイン・バルセロナ(Barcelona)で行われている合同テストの最終日には、タイトルスポンサーのロシアカラーに塗られたマシンでは走らないと明らかにした。

 ハースはロシア企業のウラルカリー(Uralkali)がスポンサーにつき、普段のマシンにはロシア国旗の白、青、赤のカラーリングが施されているが、「25日のテスト最終日はウラルカリーのブランド名を除いた白一色のカラーリングのVF-22を披露する」と発表した。

 ロシア人ドライバーのニキータ・マゼピン(Nikita Mazepin)については「午前のセッションで予定通り走行する」としており、「チームスポンサーとの合意」に関するそれ以上の詳細は明らかにされなかった。

 ウラルカリーは炭酸カリウムを専門に生産している企業で、マゼピンの父親で実業家のドミトリー(Dmitry Mazepin)氏が社外取締役を務めている。

 これに先立ち、この日の合同テストではレッドブル(Red Bull)の現世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)と、アストンマーティン(Aston Martin F1)の元王者セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が、9月に予定されているロシアGP(Russian Grand Prix 2022)の開催に反対の考えを示した。(c)AFP