【2月26日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は25日、6月に引退するスティーブン・ブライヤー(Stephen Breyer)連邦最高裁判所判事の後任として、ケタンジ・ブラウン・ジャクソン(Ketanji Brown Jackson)連邦高裁判事(51)を指名した。議会に承認されれば、米最高裁で初の黒人女性判事となる。

 バイデン氏は2020年の大統領選挙で、黒人女性を最高裁判事に指名すると約束していた。ジャクソン氏については、「わが国で最も優秀な法律家の一人であり、優れた判事になるだろう」と述べている。

 ジャクソン氏は13年に連邦判事に指名され、昨年、野党・共和党の上院議員3人を含む議会の承認を受けて最高裁判事候補の登竜門とされる首都ワシントンのコロンビア特別区巡回区連邦控訴裁(高裁)判事に就任した。

 退任するブライヤー氏同様、リベラル派判事であるため、今回の指名によって最高裁判事9人のリベラル派・保守派の構成が変わることはない。(c)AFP/Frankie TAGGART