【2月24日 AFP】香港政府は24日、新型コロナウイルス感染の第5波に対処するため、中国本土の医療従事者による医療行為を認める緊急権限を発動した。

 香港では、香港の試験に合格していない本土の医師や看護師による医療行為は認められていないが、緊急権限に基づき、特定の医療従事者やプロジェクトは一切の要件を免除される。

 香港政府は「今回の措置により、中央政府がより効果的かつ迅速に香港に必要な緊急支援を行う法的枠組みが整備される」としている。

 香港は本土と同様、新型コロナを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を掲げているが、感染力の強い「オミクロン株」の感染が広がり、中国政府への支援要請を強めている。(c)AFP