香港からの違法入境情報に報奨金 中国コロナ対策
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【2月19日 AFP】香港から中国本土に新型コロナウイルス感染者が違法に入境しているとして、中国南部の複数の市当局は情報提供者に報奨金を提供している。
中国は厳格な「ゼロコロナ」政策を掲げ、厳しい国境閉鎖やロックダウン(都市封鎖)、長期隔離などの措置により感染を抑えている。感染が急拡大している香港からの入境者は通常、数週間隔離される。
しかし14日、隔離措置を逃れて違法に入境した4人が陽性と確認され、地元当局は違法入境に関する情報提供者に報酬金を支払う方針を発表した。
香港に近い広東(Guangdong)省恵州(Huizhou)市の警察は17日、「市民を動員」して違法入境を取り締まり、新型ウイルスに対する水際対策を徹底する方針を発表。
同市当局は、違法入境に関する情報提供者に最高20万元(約360万円)を提供している。
他に少なくとも5都市が同様の制度を発表しており、制度開始翌日に1万元(約18万円)を支払った市もある。(c)AFP