【2月24日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2022)は22日、ダブルス1回戦が行われ、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は試合後にラケットを審判台に何度かたたきつけて、男子プロテニス協会(ATP)から大会追放の処分を受けた。自身の行為について「言い訳できない」と振り返ったズベレフは、主審をののしったことについても「受け入れられない」と述べた。

 東京五輪の男子シングルスで金メダルを獲得した世界ランキング3位のズベレフは、追放の決定から数時間後、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに謝罪文を投稿した。

「きのう(22日)のダブルスの試合中、試合後の振る舞いについてどれほど後悔しているかを言葉にするのは難しい」と記したズベレフは、「チェアアンパイアに対する僕の激高は誤っていて受け入れられないものだったから、彼には個人的に直接謝罪した」と続けた。

 マルセロ・メロ(Marcelo Melo、ブラジル)とのペアでダブルスに出場したズベレフは、ラッキールーザーのロイド・グラスプール(Lloyd Glasspool、英国)/ハリ・ヘリオバーラ(Harri Heliovaara、フィンランド)組に2-6、6-4、6-10で敗れた後に理性を失った。

 試合中、ラインコールに腹を立てているようだったズベレフは、主審を務めたアレッサンドロ・ジェルマーニ(Alessandro Germani)氏の足のすぐ下をラケットで3度たたいた。その後はベンチに座ったが再び立ち上がり、主審をののしると再び審判台をたたいた。(c)AFP