【2月23日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2022)は22日、シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2でデニス・クドラ(Denis Kudla、米国)を下し、今シーズン開幕からの連勝を自己最長タイの11に伸ばした。

 ナダルは2014年にも開幕11連勝を飾ったが、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)決勝で、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れた。

 ナダルは「ストレートで良い勝利を飾れて、ポジティブなスタートが切れたし、自信につながる。堅実なプレーができた。もっとうまくできることはいくつもあったが、全体的には良いプレーができたし、文句はない」とコメントした。35歳のナダルは、2回戦でステファン・コズロフ(Stefan Kozlov、米国)と対戦する。

 一方、第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は6-3、6-4でブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)に快勝し、世界ランク1位奪取への道を歩み始めた。

 今大会で優勝すれば、メドベージェフは現世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が現在出場中のドバイ選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2022)でいかなる結果を残したとしても、2位から順位を上げることになる。

 メドベージェフが世界1位に浮上すれば通算27人目、ロシア人選手としてはエフゲニー・カフェルニコフ(Yevgeny Kafelnikov)氏、マラト・サフィン(Marat Safin)氏に続いて通算3人目となる。

 また、ジョコビッチやナダル、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)以外の選手がランキングトップに立つのは、2004年2月のアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏(米国)以来となる。(c)AFP