【2月24日 CGTN Japanese】北京冬季オリンピック閉会式終了後の20日夜、総監督を務めた張芸謀(Zhang Yimou、チャン・イーモウ)監督はSNSに長い文章を投稿し、冬季オリンピックの開閉会式を手掛けることを決めた時からの心境を語りました。

 閉会式の前、張監督は視聴者に2008年の北京夏季オリンピックの記憶がよみがえるような感じを与えることを明らかにしました。閉会式で2008年北京夏季オリンピックのテーマソングだった「You and me」が流された瞬間、視聴者はすぐ当時の様子を思い出しました。

 張監督は文章で、「私は故郷・陝西省(Shaanxi)の人が持つ独特な性格で、どんなに大きなことでも引き受けると決めれば責任を持って最後まで徹底させることが信念で、みんなの信頼にふさわしいことをやらないといけない」としました。

 ハードな仕事について、張監督は「もう慣れている。こうした状態はかえって健康にいい」と率直に述べました。

 冬季オリンピックの閉会式には命を落とした人たちを追悼する場面が必要です。これについて、張監督はネットユーザーから最も高く評価された演出「折柳寄情(柳の枝に心を託す)」に言及し、「中国人の生死に対する考え方は他の国と違っている。命を落とした人や命に、われわれ中国人は楽観的で前向きな考えを持っている。「よい旅を」という言葉は亡くなられた方へのお悔やみの言葉でもある。死者を哀悼した後、涙を拭き取り、残された人たちは元気に生きていくという意味だ」と説明しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News