【2月23日 Xinhua News】中国自動車大手の吉利汽車控股はこのほど、1月の自動車販売台数が14万6380台だったと発表した。うち、電気乗用車(EV)「幾何(Geometry)」を含む吉利ブランドは12万2833台、合弁高級車ブランド「領克(LYNK&CO)」は1万8334台だった。

 同社によると、自動車業界の景気は市場全体をやや下回ったが、同社の販売成績にはいくつかの見どころがあった。新エネルギー車分野のパフォーマンスは際立ち、吉利、幾何、極氪(ZEEKR)、睿藍などの新エネ車の1月の販売台数は前年同月の4・2倍となる1万7928台、なかでもバッテリー式電気自動車(BEV)は前年同月の約7・4倍となり、過去最高の伸びを更新した。

 コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)のプラットホームをベースにしたBEVの「幾何A」「幾何C」「帝豪(EMGRAND)EV」は特に好調で、幾何ブランドは1万229台を売り上げた。次世代電池交換型ブランドの「睿藍」の販売台数は1683台で、吉利の電池交換モデルの新しい局面を切り開いた。

 また「中国星」シリーズに代表される旗艦モデルもブランドアップの加速につながった。グループ全体の1月の販売台数はセダンが5万9159台、スポーツタイプ多目的車(SUV)が8万5598台で、うち中国星は2万5077台だった。

 輸出も38・5%増の1万3890台と好スタートを切った。Coolray(繽越)モデルの販売台数はフィリピンのSUV市場で首位をキープ、Okavango(豪越)とAzkarra(博越pro)もそれぞれのセクターで第4位に浮上した。Coolrayは南半球のチリ市場にも輸出され、販売台数は同国SUV市場の月間トップ5に入った。(c)Xinhua News/AFPBB News