【2月21日 AFP】新型コロナウイルス検査で陽性となり、北京冬季五輪フィギュアスケート男子の個人戦を欠場しなければならなかった米国のヴィンセント・ゾウ(Vincent Zhou)が、20日の閉会式参加もかなわなかったことを明かし、自身のSNSで不満を口にした。

 団体戦でチームの銀メダル獲得に貢献したゾウは、個人戦の開幕前日に検査で陽性となったため欠場を余儀なくされた。そしてようやく隔離が明けたこの日は、仲間とともに閉会式で行進するはずだったが、バスに乗ろうとしたところ、周囲を感染させるリスクがあるとして止められた。

 ゾウは自身のインスタグラム(Instagram)で「自分は検査では14回連続で陰性になっている。抗体を持っていて、感染力はまったくない」と話した。

「マスクも二重にしていたし、数時間後に一緒に移動する人たちと屋外を歩くはずだった。閉会式の行進をする人たちの中で、自分は誰かに感染させるリスクが最も低い人間だったはずだ」

 ゾウは同日に行われたフィギュアスケートのエキシビションには出場し、トップバッターを務めていた。(c)AFP