【2月19日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は19日、北京冬季五輪のフィギュアスケート団体で2位に入った米国代表の選手が、大会閉幕前の銀メダル授与を求めて、提訴したと明かした。

 男子シングルの金メダリスト、ネイサン・チェン(Nathan Chen)ら米国代表選手は、ロシア五輪委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva)のドーピングに関する調査が行われるまで、大会期間中の同種目のメダル授与を行わないという国際オリンピック委員会(IOC)の決定に対して異議を申し立てた。

 CASによると、公聴会は19日のうちに北京で行われる予定となっている。

 先日行われた団体戦では、ワリエワが女子選手として初めて五輪で4回転ジャンプを成功させるなど、圧巻の演技でROCを金メダル獲得に導いた。銀メダルは米国、銅メダルは日本で、カナダが4位に続いた。(c)AFP