【2月15日 AFP】北京冬季五輪は15日、アルペンスキー女子滑降が行われ、スイスのコリーヌ・スッター(Corinne Suter)が優勝した。これでスイス勢は、今大会のアルペンスキーで4個目の金メダルを獲得する圧倒的な強さを見せつけている。

 世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2021)の同種目女王である27歳のスッターは、1分31秒87を記録し、五輪連覇を目指していたイタリアのソフィア・ゴッジア(Sofia Goggia)を0秒16差の銀メダル、同国のナディア・デラゴ(Nadia Delago)を0秒57差の銅メダルに抑えた。

 スイス勢は今大会でララ・グートベーラミ(Lara Gut-Behrami)が女子スーパー大回転を制し、マルコ・オデルマット(Marco Odermatt)が男子大回転、ベアト・フォイツ(Beat Feuz)が男子滑降でそれぞれ優勝している。

 一方、得意種目の回転と大回転で途中棄権となった米国のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin)は、究極のスピード系種目である滑降に珍しく出場。

 残り一つの出場となる滑降と回転を組み合わせた17日のアルペン複合に照準を合わせる中で、トレーニング時と同様に果敢に攻めたが、同種目のスペシャリストが実力を発揮した中で大幅に遅れて18位に終わった。(c)AFP/Luke PHILLIPS