福島第1原発の処理水放出、IAEAが安全性の検証開始
このニュースをシェア
【2月14日 AFP】東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所から出る処理水の海洋放出計画をめぐり、国際原子力機関(IAEA)の調査団が14日、安全性の検証を開始した。
2011年の東日本大震災で炉心溶融(メルトダウン)が発生した福島第1原発では、放射能物質を含む汚染水を浄化した処理水100万トン以上がタンクに保管されているが、タンク容量は限界に達しつつある。
日本政府は昨年4月、2023年にも処理水を海洋放出する方針を決定した。汚染水に含まれる放射能物質の大半が大規模浄化設備で除去され、処理水も希釈した上で数十年かけて放出することから、安全性に問題はないとしている。
IAEAも、他国の原発で同様の廃水処理が行われているとして計画を承認している。
だが、環境や安全性への懸念から近隣諸国は強く反発しており、風評被害の払拭(ふっしょく)に長年取り組んできた地元の漁業関係者からも激しい抗議の声が上がっている。
東電と政府は、IAEAの検証で計画の安全性が確認されることを期待している。調査団は18日まで日本に滞在して福島第1原発を視察し、記者会見を開く予定。(c)AFP