【2月10日 AFP】10日にフリースケーティング(FS)が行われた北京冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)は、ライバルの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が「最も偉大なスケーター」だと語った。

 五輪3連覇を目指した羽生が2度の転倒で4位に終わる中、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)で3連覇中のチェンは、合計332.60点として他の選手を寄せ付けることなく、唯一獲得していなかった主要タイトルをついに手にした。

 一方で羽生は、これまでの公式戦で誰も着氷できなかった4回転アクセルに挑戦するも転倒。その後再び転倒したが、「天と地と」の楽曲に乗せたプログラムでいつものように洗練された精密な演技を披露した。

 その最大のライバルについてチェンは「何年も羽生と同じ氷の上に乗れるのは光栄だった」と話した。

「子どもの頃に彼を見たとき、彼と一緒に滑る機会を得られるなんて夢にも思わなかった」

「だから彼と戦えるのは非常に光栄なこと。彼はこれまでで最も偉大なスケーターだと思う」 (c)AFP