【2月10日 AFP】(更新)北京冬季五輪は10日、フィギュアスケート男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、五輪3連覇を目指した羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は2度転倒するなどし、4位となった。

 8日のショートプログラム(SP)で8位と出遅れ、最大のライバルのネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)に18.82点差をつけられ迎えたフリー。

 冒頭に前人未到の4回転半に挑んだが、着氷できず転倒した。すぐに立ち上がると直後のジャンプでも転倒したが、その後は「天と地と(Heaven and Earth)」の曲に乗せ、正確で洗練された普段通りの滑りを見せた。

 フリーの得点は188.06点で、自己ベストの212.99点には遠く及ばなかった。

 羽生は演技後、「全部出し切ったというのが正直な気持ち。明らかに前の大会よりも良いアクセルを跳んでいたし、『もうちょっとだったな』と思う気持ちもあるけれど、あれが僕の全てかな」とコメント。「(今大会は)うまくいかなかったことしかないけれど、一生懸命頑張った」と話した。

 チェンが金メダル、鍵山優真(Yuma Kagiyama)が銀メダル、宇野昌磨(Shoma Uno)が銅メダルを獲得した。(c)AFP