【2月10日 AFP】(更新)北京冬季五輪は10日、フィギュアスケート男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)が圧巻の演技で金メダルを獲得した。五輪3連覇を目指した羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は4位に終わった。

 8日のショートプログラム(SP)で世界最高得点をたたき出していたチェンはこの日のFSでも218.63点を記録し、合計332.60点として2位の鍵山優真(Yuma Kagiyama)に20点以上の差をつけた。宇野昌磨(Shoma Uno)は3位だった。

 エルトン・ジョン(Elton John)の「ロケット・マン(Rocket Man)」に合わせて滑走した22歳のチェンは、5本の4回転ジャンプを成功させるプログラムで「4回転王」という異名にふさわしい演技を披露。音楽が鳴り終わると安心した様子でのけ反り、観客から大きな喝采を受けた。

 世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)で3連覇中のチェンはこれで、唯一獲得していなかった主要タイトルを手にした。(c)AFP/Rebecca BAILEY