【2月8日 AFP】映画『マトリックス レザレクションズ(The Matrix Resurrections)』の共同制作会社が、劇場公開と同時にストリーミングで配信したのは契約違反だとして、ワーナー・ブラザース(Warner Bros)を相手取り、米ロサンゼルスの裁判所に提訴した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が7日、報じた。

 ストリーミング配信をめぐっては、劇場公開で利益を得る側とストリーミング事業を成長させたい映画会社側との対立が相次いでいる。

 米女優スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)さんは昨年、映画『ブラック・ウィドウ(Black Widow)』のストリーミング配信をめぐり、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)を訴え、後に和解した。

  新型コロナウイルスの流行で劇場が閉鎖されたことを受け、ワーナー・ブラザースの親会社ワーナーメディア(WarnerMedia)は、動画配信サービス「HBOマックス(HBO Max)」で2021年の全新作を配信した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、共同制作会社ビレッジ・ロードショー・エンターテインメント・グループ(Village Roadshow Entertainment Group)は、『マトリックス レザレクションズ』は当初2022年の公開予定だったが、HBOマックスの会員数を増やすために21年に前倒しされ、興行収入が減ったと主張している。

『マトリックス レザレクションズ』は俳優キアヌ・リーヴス(Keanu Reeves)さん主演の「マトリックス」シリーズ4作目。2月初めまでの北米興行収入は約3700万ドル(約43億円)だったのに対し、シリーズ1作目『マトリックス』の興行収入は1億7200万ドル(約200億円)に上った。(c)AFP