【2月7日 AFP】アフリカ大陸の南東沖に浮かぶ島国マダガスカルに、サイクロン「バチライ(Batsirai)」が上陸し、少なくとも10人が死亡、4万8000人近くが避難した。国立災害危険管理局が6日、明らかにした。

 マダガスカルは先月も、豪雨の影響で大きな被害を受けたばかりだった。

 バチライの上陸前から複数の地域が暴風雨に見舞われた。AFP特派員によると、樹木がなぎ倒され、建物が倒壊した。

 災害危険管理局のファリ・アリティアナ・ファビヤン(Faly Aritiana Fabien)氏はAFPに対し、バチライは風速約46メートルの「非常に強いサイクロン」となって5日夜に上陸したと語った。

 同局のリスク管理担当者パオロ・エミリオ・ローリナリボ(Paolo Emilio Raholinarivo)氏は、10人の死亡を確認したと述べたが、詳細は明らかにしなかった。(c)AFP