【12月13日 AFP】米連邦緊急事態管理庁(FEMA)のディアン・クリスウェル(Deanne Criswell)長官は12日、気候変動の影響が広がる中、今後はこれまで以上に破壊力があり、より多くの死者をもたらす過酷気象が「新しい日常」になるだろうとの認識を示した。

 クリスウェル長官は、竜巻による甚大な被害を受けた米南部・中西部6州の状況把握と連邦政府の対応の調整に向けケンタッキー州を訪問するのに先立ち、テレビ各局に出演。CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン(State of the Union)」で、「これは新しい日常になるだろう」と指摘し、「今目撃している気候変動の影響は、われわれの世代の危機だ」と語った。

 また同長官は、ABCの番組「ディス・ウイーク(This Week)」では、猛烈な気象災害に対処する上で米国は課題に直面していると警告。

「ハリケーンや竜巻、山火事など、猛烈な嵐や過酷な気象現象を目の当たりにすることが増えている」とし、「こうした気象災害の影響をいかに低減するかに注力していかなければならない」と述べた。(c)AFP