【2月5日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、新型コロナウイルスによる米国の累計死者数が4日、90万人を超えた。1か月半前の昨年12月中旬は80万人だった。

 変異株「オミクロン株」の新規感染者は減少しているが、1日当たりの死者数は依然として増えており、政府の統計によると、現在は平均2400人となっている。

 米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキ(Rochelle Walensky)所長は「入院患者は依然多く、国内の一部地域では医療体制が逼迫(ひっぱく)し、(さまざまな分野で)労働力不足が起きている」と述べた。

 米国では有効性の高いワクチンが普及しているにもかかわらず接種率が人口の64%にとどまっており、死者数は高止まり傾向にある。(c)AFP