【2月5日 AFP】(写真追加)ペルーで4日、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産「ナスカの地上絵(Nazca Lines)」を上空から見る遊覧飛行に向かっていた小型飛行機が墜落し、観光客5人と乗員2人が死亡した。同国の運輸・通信省が発表した。

 同省によると、観光企業アエロサントス(Aerosantos)のセスナ(Cessna)207単発機が正午ごろ、ナスカ(Nazca)のマリア・ライヒェ(Maria Reiche)飛行場を離陸した直後に墜落。乗客乗員7人全員が死亡した。地元当局によれば、乗客はオランダからの観光客3人とチリ人2人だった。

 同飛行場からは、多くの飛行機が外国人を中心とした観光客を乗せ、ナスカの地上絵の遊覧飛行を行っている。2010年10月には、別の観光企業の飛行機が墜落し、英国人観光客4人とペルー人乗員2人が死亡した。(c)AFP