再開催で既視感… 北京五輪、市民の多くは熱気欠く
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■富と力を得た中国
これは中国が変化したからだと言う人もいる。08年の夏季大会は、中国が大国の仲間入りを宣言する場として受け止められ、国力を世界に示す必要があった。しかし現在の中国は、当時と比べるとはるかに大きな富と力を得ており、新型ウイルス流行の抑制に成功したことで国民の自信も高まっている。
定年退職者の男性(66)は「われわれの国は強くなった」と語る。「これほどのスポーツ大会は、どこの国でも開催できるわけではない。中国人として、中国の強さを感じている。この日が来るのを待っていた」
別の地元住民は、「2008年とは違い、今はより落ち着いている」と言う。「2008年の五輪を経験しているため、今回はそれほど熱狂していない。中国が五輪を開催できるのは普通だと感じる」
08年大会は五輪らしい祝祭ムードに包まれ、当時のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領をはじめ、日本、フランス、韓国、オーストラリアなどの首脳数十人が出席した。しかし今大会では、新型ウイルス流行の影響で出席する要人が減ったことに加え、中国当局による少数民族ウイグル人やチベット人への弾圧や、香港の自由制限を理由に、米国などの国々が外交的ボイコットを行った。(c)AFP/Matthew WALSH, Beiyi SEOW
