【2月7日 AFP】エルサレム(Jerusalem)のシュアファト(Shufat)難民キャンプで、昨年警察に殺害されたイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)のメンバーの家が解体された。

 ハマスのメンバーだったファディ・アブシュハイダム(Fadi Abu Shkhaydam)容疑者は昨年11月、イスラエル人1人を殺害、4人を負傷させた後、警察に射殺された。

 イスラエル当局は、東エルサレムとヨルダン川西岸(West Bank)で、パレスチナ人が建築許可を得ずに建てた住宅の解体を日常的に行っている。

 国連(UN)の調査によると建築許可を得るのは「事実上不可能」で、その結果として住宅が慢性的に不足している。

 数万シェケル(数百万円)に達することもある解体費は住宅の所有者に請求される。これを避けるため、自ら自宅を解体する人も多い。(c)AFP