【2月2日 AFP】アフリカ西部ギニアビサウで1日、ウマロ・シソコ・エンバロ(Umaro Sissoco Embalo)大統領と全閣僚の殺害を狙ったクーデター未遂事件があった。大統領は無事だった。

 首都ビサウで同日午後、エンバロ氏らが出席していたとみられる閣議が開かれていた政府庁舎が、重武装の集団に取り囲まれた。

 エンバロ氏は記者団に対し、銃撃が5時間にわたって続いたと説明。「多数が重傷を負い、死者も出た。惨事に至る前に話し合うこともできたはずだ」と語った。

 ギニアビサウでは麻薬密輸や汚職が横行、クーデターが頻発している。エンバロ氏は無傷で落ち着いた様子で、クーデター計画には自身が決定した麻薬密輸・汚職対策が関係していると述べた。
 
 エンバロ氏は先に「私は無事だ。神に感謝する」「事態は収拾した」とツイッター(Twitter)に投稿していた。(c)AFP