【2月1日 AFP】サッカーフランス杯(French Cup 2021-22)は31日、11回戦が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はニース(OGC Nice)と0-0で迎えたPK戦に5-6で敗れて敗退した。PK戦ではPSGからローン移籍中のGKマルチン・ブーカ(Marcin Bulka)に2本を止められ、準々決勝進出の望みが絶たれた。

 パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)での一戦では、残り30分ほどで途中出場したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のシュートが後半アディショナルタイムにクロスバーをたたいたものの、両チームともなかなか決定機をつくれなかった。

 迎えたPK戦で勝敗を決めたのは、GKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)の加入によって今季ニースにローン移籍したブーカだった。

 ポーランド人GKのブーカは、PSGの3人目のキッカーとなったレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)のシュートを防いだが、ニースのアンディ・デロー(Andy Delort)のキックがドンナルンマにセーブされ、PK戦はイーブンのまま進んだ。

 しかしその後、めったにない先発のチャンスをつかんだブーカが18歳のシャビ・シモンズ(Xavi Simons)のキックを横っ飛びで防ぎ、ニースを勝利に導いた。

「僕は愛するPSGからローン移籍している身だから、このチームにとても敬意を抱いている」と語ったブーカは、何人かの選手についてよく知っているものの、それはアドバンテージにはならなかったと付け加えた。

「選手のことは知っているが、むしろフィーリング。正しい方向を選んで止めた」

 ブーカがPSGの本拠地でプレーするのはこれが初めてだった。

 仏リーグ1で首位PSGを追う2位のニースは、準々決勝で同3位のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と対戦する。(c)AFP